私が中学三年のバドミントンの部活中に先生から
その日、特別なお客様があると告げられた。
私はもの凄く興奮した。それはなんと当時、世界チャンピョンだった
"湯木博江"さんという方だったのです。
ラケット会社にお勤めだった湯木さんは、バドミントンの技術向上と
普及のために、全国の学校を廻ったりしていたのだ。
あの日の事は今も忘れられない。
無駄のない素早いフットワーク、華麗なフォーム、
初めて見る超一流のプレイヤーに釘付け… とにかく綺麗でした。
その日、部員その他大勢の一人として、色紙にサインを貰って…
次の年に、私は湯木さんの出身高校に入学する事になる。
そして湯木さんと再会するも、初めて声を掛けて下さったのは、
私がすでに高三になっていた時だった。
その頃は、滅多に母校にも帰れないほど忙しくされていた。
湯木さんの全盛期だった。
(世界一に四度、日本一に六度、2002年には殿堂入りしている。)
私の中学生の時の思い出を話すと、「そうだったんだ…」と言って、
色々と話してくれ、ラケットカバーにサインしてくれたり、
私の使っているラケットのバランスが悪いと、ご自分のラケットを何本か下さったり…
湯木さんが、第一線を退かれてからも何度かお会いし、プレーをご一緒した。
それから何年か後、テレビのワイドショーで久しぶりに拝見する事になる。
歌手の"新沼謙治さんとバドミントンが縁で婚約した" 幸せそうなお二人でした。
そして私も結婚し、子供にも恵まれ、すっかり違う世界で過ごしていました。
9 / 7 の朝、ニュースで尊敬して止まない大先輩の訃報を知る事となる。
62歳という早すぎる死でした。
あまりのショックで、すぐにはブログを書けませんでした。
私の人生に大いに影響を与えて下さり、私のある意味ベースとなっている
大切なものとして、この先も絶対に忘れない!
大先輩、新沼博江さん有り難うございました。